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愛知製鋼グループのグローバル戦略と事業戦略についてお聞かせください |
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鍛鋼一貫による「世界4極体制」の構築へ前進
目指すのは、真のグローバル対応力を持った「選ばれる会社(Company of Choice)」です。「鍛鋼一貫(鍛造・製鋼の一貫生産)」が当社最大の特色ですが、この強みをどれだけ発揮できるかが成長の鍵となります。2011年夏にタイの北・中部に大被害をもたらした洪水発生時、現地子会社[AIT:アイチ インターナショナル(タイランド)]は、バンコクの南東部のピントン工業団地で新工場を建設していました。資材の供給が危ぶまれる中で、日本の「マザープラント」は工場建設に必要な資材調達や人員の面で全面的な支援体制を敷き、工事を中断することなく計画通り今年5月に竣工させ、6月から本格的な量産を開始しています。これまでのアマタナコン工場には鍛造設備がなく、中国やフィリピンのグループ会社から粗形材(鍛造品)を供給していましたが、今後は自己完結でトヨタIMV(新興国向けの世界戦略車)向け製品などを効率的に生産します。一方、フィリピンの生産拠点[AFC:アイチ フォージング カンパニー オブ アジア]では、現地の日系自動車メーカー向けトランスミッションを中心とする製品の供給力が高まり、中国[SAFC:上海愛知鍛造有限公司]では、現地トヨタグループ向けの製品供給に注力します。これにより、日本・北米・アセアン・中国の「世界4極体制」が確立されました。 |
エコカーの進展に対応しながらCVT用部品にも注力
自動車はプラグインを含むHV(ハイブリッド)化・EV(電気自動車)化、小型・小排気量化が進み、エンジン部品の減少など1台あたりの特殊鋼使用量は減少します。当社はトラックやランドクルーザーなどの比較的大型の自動車部品を得意としてきた経緯から小型車への対応が不充分です。これを充分に認識したうえで、今後は中・小型のミッション部品やCVT(無段変速機)用鍛造部品などの対応強化に向け、熱間鍛造だけでなく冷間鍛造プレス機など今後の需要を見据えた設備投資を、国内外とも確実に対応する方針です。 |
品質へのこだわり 製品品質は、「安心=安全×信頼」と考えています。当社の製品は単に機能部品を提供しているのではなく、エンドユーザーの生命に関わる「安心」も担っています。当社の不良流出がコンマ数%、百万分の1単位であっても、それを手にしたお客様には、かけがえのないワンユニットなのです。
信頼を得るには、お客様の期待を超える品質保証体制が重要で、“Quality Today Success Tomorrow(今日の品質の積み重ねが、明日への成功に繋がる)”の考え方を基本に、自分がお客様だったら愛知製鋼に何をしてほしいかをゼロベースで考える“Who is your customer?(常にお客様目線で)”を重視しています。これは社内の部門間の連携・協力にも当てはまり、自分の部署で完結したと考えず、関連する部署にも目くばりして相手が活動しやすいよう考動することです。
さらに、“Catch me if you can(捕まえられるなら、捕まえてみろ)”の気概を持って、他社が追い付けないオンリーワン&ナンバーワンの製品開発に注力しています。これらを実行させる風土として、部下が上司を見て“Felt Leadership(リーダーシップを感じた)”と憧れるような信頼関係が不可欠で、これこそが職場の活性化や職場安全の向上につながります。 |
| 2012年度はタイ新工場の本格稼働に続き、No.3ブルーム連続鋳造機のフル生産、ステンレス鋼材の連続酸洗設備の更新など、引き続き取り組む課題があります。これらを“まるで何事もなかったかのように”計画通り実行し、収益向上につなげることが当面の目標です。そして、日本・北米・アセアン・中国のグローバルチェーンを有機的に連動させ、中国・北米の現地調達を強化しながら4極体制の基盤固めを推進します。 |
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この文章には、愛知製鋼の経営者の信じるところに基づく将来予想等にかかる表明が含まれております。
本書中「予想」「信じる」「期待」「見こむ」「計画」などの文言が用いられている場合は、上記の将来予想等にかかる表明に該当します。かかる表明は将来の事象についての現時点における見解を反映したもので、その性質上リスクと不確実性を包含するものであります。経済情勢の大幅な変動、事業環境の急激な変化などがそれに当るものであることをご承知置き願います。 |
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