活動ハイライト

「鍛鋼一貫」のモノづくり力の強化

鋼材精整リエンジおよびCVT熱間鍛造プレスライン建設着工

現在、鋼材から鍛造品まで一貫して生産する「鍛鋼一貫」のモノづくり力強化のため、各製造工程を強化する生産プロセス改革に取り組んでいます。

鋼材については、「鋼材4Sリエンジ※1」の一環として、2015年10月、精整工程のプロセス改革着手のため、起工式を実施しました。具体的には、鋼材水冷設備と精整ラインを新たに建設し、出荷リードタイムの短縮と市場の要求品質の高度化に対応するもので、2017年1月稼動を目指しています。

鍛造品については、「鍛造リエンジ」と称した生産プロセス改革を実施し、自動車の軽量化による燃費向上・低コスト化のニーズに対応するため、2015年4月に中小型車向けのクランクシャフト用鍛造プレスラインを竣工しました。また、同年11月には、CVT※2用鍛造品の熱間鍛造プレスラインを2ライン同時に導入することを決定し、起工式を実施しました。これにより、国内トップクラスの高速自動鍛造を実現し、最新のFIA※3炉を導入することで、生産のリードタイム短縮、省エネルギー化およびco2排出量削減に貢献するもので、2017年1月の稼動を目指しています。

「鍛鋼一貫」の製造プロセス

※1 鋼材4SリエンジSimple Slim Short Straightを目指した生産プロセス改革。

※2 CVT(Continuously Variable Transmission)無段変速機。変速比を連続的に変化させるトランスミッション。

※3 FIA(Forging Isothermal Annealing)熱間鍛造時の保有エネルギーを利用した熱処理。

Dyフリーボンド磁石マグファイン®の一体射出成形技術を確立

(株)マキタ充電式草刈機に採用

当社は、平成23年より量産・販売を開始したDy(ジスプロシウム)フリーのボンド磁石「マグファイン」の革新的な工法である「一体射出成形技術」を確立しました。これは、マグファイン磁石の形状自由度と射出成形の加工技術を融合することで、Nd(ネオジム)焼結磁石と同等の性能・品質を保ちながら、モータ組立時の工程省略や構成部品のコスト低減を実現するものです。

この技術は、株式会社マキタの充電式草刈機に採用されています。今後も、よりいっそう競争力のある磁石開発を進め、お客様の生産性向上に貢献するとともに、安定調達に不安のある重希土類資源の使用量削減を目指していきます。

モータ設計の自由度を拡大

MIセンサを応用したモバイル型異物検知装置の開発

当社は、独自製品である超高感度磁気センサ“MIセンサ”を応用した異物検知装置を開発しました。これは、昨今の食品に対する安全意識の高まりを受け、“MIセンサ”の4つの特徴(超小型、高感度、低消費電力、高速応答)を活かして開発したものです。

本装置は、薄型マット状の平面に“MIセンサ”を埋め込むことで、コンビニやスーパーなどのレジで会計をする際に、装置の上に食品などを置くだけで、内部にある金属製の異物をその場で発見でき、消費者が商品を手にする直前で事故を未然に防止することができます。

これからも、自動車産業を支えてきたアイチグループならではのモノづくり力を活かし、様々な産業領域における「世界中で安心・安全」の実現に向けて取り組んでいきます。

  • 金属製の異物がある場合、その部分が赤く表示され、未然に異物を検知することができます。タブレットを利用したモバイル型異物検知装置と“MIセンサ”
  • 各種展示会にも出展し、来場者の方に実際に体験していただいただけでなく、あわせてテレビ取材も受けるなど、高い評価をいただきました。

新事務本館建設着工

新本館イメージ図

2015年12月、現本社所在地である愛知県東海市荒尾町にて、新事務本館の建設に着工しました。創立75周年事業の一環として、事業継続体制強化、新しいワークスタイルへの対応、先進的省エネ技術の積極的な採用を図ることで、エコでダイバーシティ対応が可能なオフィスを実現します。

新事務本館の建設により、全てのステークホルダーとの共生をよりいっそうはかり、地域に愛されるモノづくり企業として存在価値の高い企業への成長をめざしていきます。新事務本館は、メイン棟とホール棟から構成され、メイン棟は2016年12月、ホール棟は2018年2月の竣工を予定しています。