活動ハイライト

鍛カンパニー 世界トップクラスの 高速自動鍛造
「CVT用熱間鍛造プレスライン」の稼動

鍛造の生産プロセス改革による競争力強化を目的に、「CVT用熱間鍛造プレスライン」を2ライン建設し2017年1月から稼動を開始しました。

CVT車は燃費が良いため、世界的に需要が拡大しています。新ラインでは、CVT車に搭載されるシャフト部品について、世界トップクラスでの高速自動鍛造が可能となり、生産性が60%向上しました。また、FIA炉を採用することでエネルギー効率を高め、省エネルギー・CO2削減を達成したほか、物流改善によって生産リードタイムも50%短縮しました。

当社では、今後も地球環境保全に配慮しながら、将来を見据えた工場の合理化を進め、拡大する需要に対して安定的かつタイムリーに供給できる体制構築を推進していきます。

FIA(Forging Isothermal Annealing):熱間鍛造時の保有エネルギーを利用した熱処理。

鋼カンパニー ステンレス鉄筋商品レパートリー拡大
「ASCON®-CD6」の販売を開始

ステンレス鉄筋コンクリートバー(商標:SUSCOn®)の商品レパートリー拡大として、2012年11月に商品化した「ASCON®-CD4」のサイズ拡大品である「ASCON®-CD6」をアイチグループの愛鋼(株)と共同開発し、販売を開始しました。

本製品は、優れた耐食性とひび割れ分散性の両立を実現した、業界初のステンレス異形鉄線であり、コンクリート二次製品などの補強材として需要が期待されます。

さらに、環境意識の高まりに対応するため、初の造園分野向け商品として「CD4」による壁面緑化用メッシュフェンス「ステンレスグリフェンス」を開発し、拡販を進めています。

今後も当社は、製品のレパートリーを拡げ、コンクリート構造物の高耐久化を通して社会の安心・安全に貢献していきます。

  • 奥2本:ASCON®-CD6/手前2本:ASCON®-CD4奥2本:ASCON®-CD6
    手前2本:ASCON®-CD4
  • 壁面緑化用メッシュフェンス壁面緑化用メッシュフェンス

スマートカンパニー 金属繊維(アモルファスワイヤ)の製造を開始
〜素材からセンサまでの一貫生産・安定供給体制を構築〜

当社は、2015年9月にユニチカ株式会社から譲り受けた金属繊維(アモルファスワイヤ※1)の製造設備の東浦工場への移管を完了させ、製造を開始しました。

移管された設備の中でも、特に、回転液中紡糸装置※2は、溶融した金属を直接冷却して細線化する、世界で類を見ない設備です。

この製造設備の移管により、当社が開発・製造・販売を行っている超小型高性能磁気センサ“MIセンサ※3”用のキー素材であるアモルファスワイヤの自社生産が可能となり、素材からセンサまでの一貫生産・安定供給体制が構築できました。今後、MIセンサの更なる高性能化、コスト競争力強化、新商品の開発スピード向上を通じて、社会やお客様のニーズにタイムリーに貢献していきます。

  • 直径0.02〜0.1mm
  • 髪の毛(直径0.15mm)とアモルファスワイヤ(直径0.02mm)の比較

※1 アモルファスワイヤ非晶質(規則的な原子配列を持たない構造)の金属細線。ワイヤ径は20〜100ミクロン(0.02〜0.1mm)

※2 回転液中紡糸装置回転ドラム内で、遠心力によって形成した液体層に向けて加熱溶融された金属を吹き出し、溶融金属が結晶化する前に液体層によって急冷固化させることでアモルファスワイヤを得る装置。

※3 MIセンサMI (Magneto–impedance、磁気インピーダンス)効果を利用した超小型、超高感度、超低消費電力、超高速応答の特徴を持つ磁気センサ。

全社アイチグループ結束力強化の取り組み

愛知製鋼と国内外の連結子会社では、拠点間での情報共有や交流の活発化を通して、アイチグループの結束力を強化する活動を行っています。2017年4月からのカンパニー制始動にともない、連結子会社も各カンパニーの中に再編されたことを踏まえ、今まで以上に一体感向上の取り組みに力を入れていきます。

北米唯一の鍛造拠点AFUにて実施中の「リバイバルプラン」が2年目を迎えるにあたり、キックオフイベントを実施。本社から、会長・社長、鍛カンパニープレジデントも参加し、AFUのアイチグループにおける重要性と互いに連携していくことの大切さを語り、社員を激励しました。

アジア鍛造拠点4社(SAFC、AFT、AFP、AFI)と愛知製鋼では「アジアカイゼンミーティング」を毎年開催。改善事例の発表や意見交換による情報共有を図っています。2016年度は9月にAFP(フィリピン)、2017年3月にAFT(タイ)で実施しました。

国内外の子会社を含めたアイチグループの連携強化と自律化推進を目的に、「アイチグローバルミーティング」を継続的に開催しています。5回目にあたる2016年度は、「各社自律化に向けた親/子会社役割・使命の明確化」をテーマとし、講演会やグループディスカッションを行い、懇親会で親睦を深めました。