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研 究速報 | 鉄資材施用によるシクラメンの黄化症発生の抑制

1.研究の背景とねらい
 
シクラメン生産にお いて、夏季経過時に発生する黄化症状は、生育遅延、開花の遅れを招き、問題となっている。一方で、その発生原因及び対策が明らかとなっていない。そのた め、鉄資材「鉄力アグリ(愛知製鋼)」の施用による黄化症発生の抑制効果を検討する。
 
2.結果の概要

1) 8月上旬以降、平年 より高温で推移したが、黄化症は8月下旬頃から発生した。
2) 高pH培土で、通常 培土よりも黄化症の発生が多く、培土のpHが高いことが黄化症の発生 原因であると考えられた(表1、2)。
3) 高pH培土、通常培 土ともに鉄力アグリ処理区は無処理より黄化症発生程度は低くなった。 特に通常培土では、鉄力アグリ施用により黄化症はほとんど発生しなかった(表1、2)。
4) また、通常培土で は、鉄力アグリ処理区で、葉数・花数ともに多く、無処理に比べ生育が優れた(表2)。

具体的データ

  表1 夏季経過時の生育と黄化症発生程度(9月12日調査 供試品種:ロマンス赤)



葉数(/
黄化程度)
pH培 土) F100) 15.0 1.6
F500x) 15.3 1.6
無 処理 14.6 2.7
通 常培土 F100 17.8 0.3
F500 16.7 0.0
無処理 13.7 1.8
z) 黄化発生程度を   0:発生なし  1:軽微な発生 2:株の一部の葉にに発生 3:株の全体の葉に発生  4:黄化症により生育に障害の5段階で評価した平均値
y) 通常培土に苦土石灰 を混和し、pH7となるように調整した培土
x) F100:培土に鉄 力アグリ100mg/リットル混用
F500:              〃        500mg/リットル混用

  表2  開花時の生育と黄化症発生程度(1月14日調査 供試品種:ロマンス赤


葉 数 花数 花弁の大きさ 黄 化程度
開花 タテ ヨコ
/ / / / cm cm
pH培 土 F100 23.6
3.6
17.8
21.4
4.5
4.1
2.7
F500 21.8 3.9
14.8
18.7
4.7
4.1
2.7
無処理 22.3 3.3
12.8
16.1
4.5
3.9
3.2
通常培土 F100
23.8 6.0
20.4
26.4
4.6
4.2
0.6
F500
25.9 5.9
20.9
26.8
4.6
4.2
0.4
無処理 20.7 4.7
13.3
18.0
4.6
3.7
1.8

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