愛知製鋼のモノづくり力

カウンタドリブンギヤ

精密な鍛造技術が生み出す、車の走りを支える重要部品

ドライブギヤから動力を伝えられるギヤで、トランスミッションの中で駆動される側の歯車です。

これまで困難とされた、鍛造過程で設計図面に限りなく近づける精密な鍛造を実現。愛知製鋼の熱冷複合鍛造技術により、ギヤの形状加工の省略に成功。また、従来は別々の部品をつなぎ合わせて製造を行っていたものを、ひとまとめに行う複数部品一体化鍛造技術、難加工形状の冷鍛化を実現させるなど、高い鍛造技術は、お客様の加工の負担を極力減らすと共に、製品製造の新しい可能性を提案します。

リングギヤ

クルマの走る・曲がる・止まるを支える国内シェアNO.1製品

リングギヤは、自動車がカーブを曲がる際に、外側のタイヤと内側のタイヤに生じる回転数の差を吸収してスムーズに曲がる事ができる事を保証する、ディファレンシャルユニットの重要部品です。FF(前輪駆動)車、FR(後輪駆動)車のいずれにも使用されています。

高速鍛造プレスで生み出される高い生産性は、業界の中でもTOPクラスを誇ります。最初のプレスで鍛造したリングの内径にマンドレルと呼ばれる軸状の部品を差し込み、外側のプロファイルロールとの間で圧延することで、リング径を拡大し、求められる形状と品質の実現を可能にしています。効率的かつ環境にも優しいモノづくりで、国内シェアNO.1を獲得しています。

コネクティングロッド

実現が困難とされていた高い強度と加工のしやすさを同時に実現

コネクティングロッドは、エンジンの中で爆発した力をクランクシャフトとの連動で回転運動へ変換する部品です。

鋼材から鍛造までの工程を、同一敷地内で一貫で開発・生産できる「鍛鋼一貫」の強みを最大限に活かし、これまで実現困難とされていた、高強度でありながら削りやすい鋼材(素材)の開発に成功しました。部品重量を15%軽量化するとともに、良好な生産性を実現し、自動車の燃費改善に貢献。「耐久性」と「加工性」を徹底的に追求した、当社モノづくりの代表例といえます。

ネオジム系異方性ボンド磁石 マグファイン

ボンド磁石で世界No.1の磁力を有し、次世代モーターのコア素材として高評価のマグファイン

マグファインは磁粉と樹脂を混合した加工性に優れたボンド磁石です。磁気回路設計の自由度が大きくなるため、モータの小型・軽量化が図れます。自動車用シートモータでは、重量50%の軽量化を実現し、自動車の軽量化に貢献しています。また、マグファインの特徴を生かして、電動工具の小型・軽量化で現場作業の安心・安全を向上させています。他にも複写機のマグネットローラ、家電用機器、電動バイク等、さまざまな用途に拡大しています。

マグファインは愛知製鋼の様々な独自技術により磁力No.1を達成しています。例えば、水素反応を利用した結晶方位を整列させる技術、高価な原料(Dy、Co)を使用しないNdFeB磁粉とその磁粉のコーティング技術、磁粉と樹脂の混合技術と磁石成形する磁場中温感成形技術などです。

表面処理(めっき)技術

HV・EVのインバータを支えるプレス・表面処理技術

ハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)などにはバッテリーの直流から交流に変化するインバータが搭載されています。その変換時の発熱を制御しないと、変換ICが破損してしまいます。この破損を防ぐ部品として、当社の表面処理(めっき)技術が放熱部品として採用されています。また、優れたワイヤーボンディング性が評価され、自動車・産業用の電子機器の接点部品にも応用されています。

自動車用の放熱部品には高度な放熱性、安定した品質、低コストが要求されます。厚みが異なる複雑な形状の部品成形と高いプレス加工技術、超純粋水を活用したくもりのない表面を作り上げるめっき技術などで、高いレベルの品質を保証しています。これらは半世紀にかけて培った技術蓄積と最先端技術を取り入れためっき表面処理技術に裏づけされたものです。