FAQ

製品・技術

  • マグフィットの磁場は人体に影響ありませんか?

    影響はありません。

    • 磁石近傍の漏れ磁場測定

    • 磁石近傍の漏れ磁場測定

    吸引力を発現する磁力はマグネット(磁石構造体)とキーパ(磁性ステンレス)で構成される磁気回路の中のみに閉じ込められた状態になっています。つまり、磁力は外にほとんど漏れません。ごく僅かの漏洩磁場の値も、辺縁歯肉部で0.005T(tesla)と、米国の生体安全基準値(0.02T)を下回っています。
    また、一般的に問題とされている磁場は時間的に変動する変動磁場のことを指します。磁性アタッチメントの場合は、静磁場であることからも問題ないと言えます。

  • 磁石構造体に表裏はありますか?

    あります。
    例:マグフィットDX、M、RKR、IPの磁石構造体は、ウィング(つば)を設けている上面側を義歯側です。 マグフィットEXは、ウィング、スリットの近い上面側が義歯側となります。
    ご不安の際は一度キーパ等に吸着させて、強く吸着される面をご確認ください。

  • キーパの表裏はありますか?

    あります。
    例:マグフィットDX、Mのキーパは、中央に円状の凹みがある面が根面側となります。。マグフィットEXは、曲部があり平面が小さいほうが根面側となります。

  • 磁石構造体の大きさは調整できますか?

    切削等の加工にて大きさの調整はできません。磁石構造体の溶接部等を破損し、使用できなくなります。

  • マグフィットM専用のダミーフォーマはありますか?

    マグフィットDXと共用です。マグフィットDX用をご使用ください。

  • マグフィットM専用の診断用ゲージはありますか?

    マグフィットDXと共用です。マグフィットDX用をご使用ください。

  • マグフィットMのキーパにホルダが付いてないのはなぜですか?

    KB法(キーパボンディング法,ダイレクトボンディング法)にてご使用ください。
    ホルダがないキーパは鋳接法には不向きです。

  • 天然歯の使用部位は?

    個人差がありますので、アクセサリーのサイズゲージ等を用いるなどして、患者様の最適なサイズをご選択ください。

  • 磁石構造体とキーパの組み合わせは決まっていますか?

    決まっています。
    各製品は、大きさが異なるため、同一の磁石構造体とキーパをご使用ください。
    例:DX400磁石構造体とDX400キーパの組み合わせ・・・〇
       DX400磁石構造体とDX600キーパの組み合わせ・・・✕

義歯適用前(技工・施術)

  • 磁性アタッチメントのインプラント応用においての注意点は何ですか?

    1.キーパに隣接する義歯床の形成時に十分なリリーフを与えることです。

    2.支台キーパ天面の高さはなるべく低く、目安は歯肉高さから2mm程度にしてください。

    磁性アタッチメントの特長とされる側方力の軽減は、側方力が加わった際に義歯床がわずかに移動できることにより実現されます。よって義歯床がキーパと緊密に接触していては、ドープタイプやクッションタイプの利点である回転の許容性も発揮できません。また、支台歯の高さを高くしてしまうことは、義歯床をテレスコープクラウンでインプラントに固定した状態と同じであり、かえって有害な側方力が大きく作用する可能性があります。

    ※マグネットを用いたインプラントの臨床/前田芳信、A.D.Waimslay編者(クインテッセンス出版より 2005.10.10発行)より抜粋

  • インプラント用キーパが入らない、または緩んだらどうすればいいですか?

    インプラント用キーパ(マグフィットIPキーパ)は、フィクスチャーに直接ねじ止めする部品です。そのため、特に取り扱い方法を誤るとキーパが緩みやすくなります。正確な組付け状態と締付けトルクの管理には注意が必要です。
    なお、患者様の咬合力や使用部位、使用症例によっては、キーパが緩みやすい場合があることをご理解ください。

    ポイント:適正トルクで締める

    1.締付け力が弱いとキーパが緩む原因となります。適正トルクで締付けてください。可能ならば、一週間程経過後、もう一度増し締めをしてください。

    2.締付けトルクが適正値よりも大きい場合、あるいは適正値の範囲内でも大き目のトルクが繰り返し付加されると、ねじが破断する場合があるので、ご注意ください。

    ポイント:無理な挿入によりネジ山をつぶさない

    キーパスクリューを斜め方向から無理に挿入するとネジ山が変形する可能性があるため、フィクスチャーに対してまっすぐ挿入してください。

    ポイント:キーパに緩みがないことを定期的に確認する

    ネジが緩んだ状態で使用し続けると、咬合圧等によりネジ山が変形したり破折する場合があります。キーパに緩みがないか定期的にチェックし、緩んでいたらすぐに適正トルクで締付けなおしてください。

  • 義歯が破折しないようにするにはどうすればいいですか?

    磁性アタッチメントを使用した義歯はオーバーデンチャーとなるため、支台歯が支点となり咬合圧が集中することや、レジン床が薄くなることにより、支台歯付近を中心とした義歯の破損を招きやすくなります。そのため、補強線やハウジングを用いて義歯の剛性を向上する方が好ましいと考えられます。また、同時に支台歯保護についても考慮する必要があり、支台歯へ側方力や咬合圧が集中しないように、義歯設計しなければいけないとされています。

    ポイント:補強線

    例:金属床+補強線
    義歯破折防止には金属床で補強線を入れることが有効です。

    例:メタルキャップ

    例:金属床・金属歯

    • ※兵庫県神戸市開業 高端先生よりご提供

  • 磁石構造体の大きさは調整できますか?

    切削等の加工にて大きさの調整はできません。磁石構造体の溶接部等を破損し、使用できなくなります。

  • マグフィットMのキーパにホルダが付いてないのはなぜですか?

    KB法(キーパボンディング法,ダイレクトボンディング法)にてご使用ください。
    ホルダがないキーパは鋳接法には不向きです。

  • 磁性アタッチメントに必要な高径はどの程度ですか?

    書籍によると「磁性アタッチメントに必要な高径には、キーパ、磁石構造体、義歯床、さらに人工歯の厚みを含めなければならない。したがって、少なくとも3.6mm~4.3mmはスペースが必要となる。義歯床がレジンの場合には、少なくとも1.5mm~2.0mmの厚みが必要である。磁石構造体の上面から対合歯までの距離がそれ以下になる場合には、金属によるカバーあるいは補強が不可欠となる。」とされています。義歯設計の際にはご配慮ください。

    ※引用書籍:「磁性アタッチメントのDos!&Don'ts!」前田芳信, 権田知也, 松田信介著, クインテッセンス出版

  • 天然歯の使用部位による製品選択は、どうしたらいいですか?

    個人差がありますので、アクセサリーのサイズゲージ等を用いるなどして、患者様の最適なサイズをご選択ください。

  • 鋳造後のキーパの酸化膜を除去する方法はありますか?

    室温(20℃)の酸浴剤に10分ほどつけると除去できます。
    その際の注意点です。

    • 溶液はきれいなものを使用すること
    • 詳細な酸処理時間等は、酸浴剤の使用説明書に従うこと

義歯適用後
(日常生活・メンテナンス等)

  • 吸引力が落ちるトラブルを経験しました。
    その原因と注意するポイントにはどのようなことがありますか?

    主に、次の原因が考えられます。

    150℃以上に温度が上がった

    注意:高圧蒸気滅菌は行わないでください。

    強い磁場にさらされた(MRI診断)

    注意:MRI診断を受ける際は、必ず義歯を外し、MRI検査室に持ち込まないよう、患者様にお伝えください。

    磁石本体を削った

    注意:溶接部が破損し、磁石構造体が破損します。

    余剰レジンの回り込み(図1) 研磨ダレ(図2)

    注意:磁石構造体とキーパにすきまができないようにしてください。また、義歯の定期的なリベースで、常に磁石とキーパが適切に接触するように保ってください。

  • マグフィットの磁場は人体に影響ありませんか?

    影響はありません。

    • 磁石近傍の洩れ磁場測定

    • 磁石近傍の洩れ磁場測定

    吸引力を発現する磁力はマグネット(磁石構造体)とキーパ(磁性ステンレス)で構成される磁気回路の中のみに閉じ込められた状態になっています。つまり、磁力は外にほとんど漏れません。ごく僅かの漏洩磁場の値も、辺縁歯肉部で0.005T(tesla)と、米国の生体安全基準値(0.02T)を下回っています。
    また、一般的に問題とされている磁場は時間的に変動する変動磁場のことを指します。磁性アタッチメントの場合は、静磁場であることからも問題ないと言えます。

  • MRI診断への影響はありますか?

    キーパを中心にゴルフボール1個程度、画像が乱れますので、口腔内など診断部位によっては、影響する場合があります。

    キーパ自体は磁力をもちませんが、MRIの磁場に反応して画像を乱します。
    その範囲は、キーパを中心としておよそゴルフボール1個程度の大きさといわれており、脳の大部分に影響はないと思われます。
    撤去が必要な場合は、キーパ部位にスリットを入れることにより、キーパのみの撤去も可能です。
    患者様へは、MRI診断を受けられる際には、あらかじめ義歯を外していただき、検査室へ入室されることと、事前に製品添付のマグフィットカードを放射線科の先生にご提示いただくよう、ご説明をお願いします。

  • インプラント用キーパが入らない、または緩んだらどうすればいいですか?

    インプラント用キーパ(マグフィットIPキーパ)は、フィクスチャーに直接ねじ止めする部品です。そのため、特に取り扱い方法を誤るとキーパが緩みやすくなります。正確な組付け状態と締付けトルクの管理には注意が必要です。
    なお、患者様の咬合力や使用部位、使用症例によっては、キーパが緩みやすい場合があることをご理解ください。

    ポイント:適正トルクで締める

    1.締付け力が弱いとキーパが緩む原因となります。適正トルクで締付けてください。可能ならば、一週間程経過後、もう一度増し締めをしてください。

    2.締付けトルクが適正値よりも大きい場合、あるいは適正値の範囲内でも大き目のトルクが繰り返し付加されると、ねじが破断する場合があるので、ご注意ください。

    ポイント:無理な挿入によりネジ山をつぶさない

    キーパスクリューを斜め方向から無理に挿入するとネジ山が変形する可能性があるため、フィクスチャーに対してまっすぐ挿入してください。

    ポイント:キーパに緩みがないことを定期的に確認する

    ネジが緩んだ状態で使用し続けると、咬合圧等によりネジ山が変形したり破折する場合があります。キーパに緩みがないか定期的にチェックし、緩んでいたらすぐに適正トルクで締付けなおしてください。

  • 義歯が破折しないようにするにはどうすればいいですか?

    磁性アタッチメントを使用した義歯はオーバーデンチャーとなるため、支台歯が支点となり咬合圧が集中することや、レジン床が薄くなることにより、支台歯付近を中心とした義歯の破損を招きやすくなります。そのため、補強線やハウジングを用いて義歯の剛性を向上する方が好ましいと考えられます。また、同時に支台歯保護についても考慮する必要があり、支台歯へ側方力や咬合圧が集中しないように、義歯設計しなければいけないとされています。

    ポイント:補強線

    例:金属床+補強線
    義歯破折防止には金属床で補強線を入れることが有効です。

    例:メタルキャップ

    例:金属床・金属歯

    • ※兵庫県神戸市開業 高端先生よりご提供

  • CT撮像で磁石構造体の磁力低下に影響はありませんか?

    CT撮像は、放射線を用いた撮像方法です。磁力には影響を与えません。
    ただし、MRI撮像では、強磁場を用いるため、磁力低下の原因となります。
    磁石構造体のある義歯は、検査室(磁場の影響がある場所)外で取り外して置き、検査室には持ち込まずに検査を受ける必要があります。

  • ペースメーカへはどのような影響がありますか?

    通常の装着時は影響はありません。念のため、義歯を胸ポケットに入れないなど磁石構造体をペースメーカーに近づけないようお願いします。

  • 金属探知機の影響はありますか?

    反応した事案を確認しておりませんが、探知機の感度、性能向上により、今後も反応しないとは言い切れません。その際は、マグフィットカードにてご説明いただくよう、お願いします。

  • 義歯洗浄剤は何を使えば良いですか?

    一般的に販売されている金属にも使用できる洗浄剤をご使用ください。

  • 吸引力が低下したと感じた時の対処法を教えてください

    ①磁石構造体とキーパの吸着面同士が適切に密着していることをご確認ください。
    吸着面に異物(例えば、レジン、セメントのバリ、食渣等)がありますと、吸着面は密着できず、本来の吸引力が得られません。
    ご注意いただきたい点は、吸着面に付着しているレジンのバリ等を削り除去した際に、吸着面がダレたり、でこぼこな状態にさせないことです。

    ②義歯の動揺を確認してください。
    歯周病等により顎堤が退縮したなど、義歯の動揺、支台歯が移動により吸着面同士が密着できなくなる恐れがあります。
    定期的な義歯のメンテナンス(リベース、磁石構造体の再取り付け等)にて、吸着面が密着する適切な位置関係を保つようにしてください。

その他

  • 磁石式入れ歯(磁性アタッチメント・マグネットデンチャー)を作る費用はいくらぐらいですか?

    歯科医院様にてご判断ください。

  • どこで購入できますか?

    マグフィットをお取り扱いのディーラー様、通販業者様等にてお買い求めください。ご不明な点等ございましたらフリーコール(0120-34-0632)またはお問い合わせフォームにご連絡をお願いします。

  • 保険適用製品(マグフィットM関連)はどこで購入できますか?

    マグフィットMは、ディーラー様、通販業者様にて販売頂いております。お取引されているディーラー様、通販業者様にてお買い求めください。

このサイトは、日本国内の歯科医療関係者(歯科医師、歯科技工士等)の方を対象に、当社の製品・サービス情報を提供するために作成されたもので、一般の方に対する情報提供を目的としたものではありません。

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