医療分野

生体から発する微弱な磁気情報を正確に捉え、
高度なセンシング技術で人々の健康を守る医療を支える

脳、心臓、肺などから微かに発生する生体磁気という磁界を捉える超高感度磁気センサは、パーソナル化が進む医療機器情報端末での応用が期待されています。

Applications 活躍のフィールド

生体全体のあらゆる箇所から電磁気信号が発せられているため、高感度のセンサや検出器があれば、生体の体調を反映する生体磁気信号を得ることができます。(例えば、ホルター心電計は、心疾患患者の24時間以上の日常生活行動中にも心電図波形を記録し、不整脈等の心疾患のモニタリングが容易にできます)超高感度なMIセンサは、一般的な心電図では検出されない情報(Ex.生体背部拍動磁気信号)も検出することができます。さらに、簡便かつ安定的に生体磁気信号を検出できます。その特性ゆえ、心拍に関する磁気信号は胸部より背部のほうが大きいということが初めて分かりました。このような特性を持つMIセンサは、パーソナル化が進んでいる医療診断情報機器や健康診断情報機器の情報端末での応用が期待されます。これらを通して、健康に関する科学技術の振興に貢献できると考えています。

Products / 製品紹介

アモルファスワイヤ・Type DH

超高感度センサが、微弱な生体磁気情報を正確に把握できます。また、体内に挿入する医療機器に髪の毛より細い金属繊維を搭載することで、超高感度センサが、その正確な位置を特定できます。