若手社員のココだけ本音トーク 理系篇

「イメージ通り働けてる?」「入社前の不安は解消された?」
若手社員(理系出身)が入社して感じた愛知製鋼をクロストーク形式で語っていただきました。
会社説明会でも聞けないココだけの本音も飛び出すかも?

本音トーク参加 若手社員

  • 鍛造生産技術部 工程技術室 安藤 弘明
  • 鋼生産技術部 特殊鋼技術室 チュオン ティ ミイ ドゥック
  • 未来創生開発部 先端機能材料開発室 伊藤 基樹

まずは、自己紹介からお願いします。

ドゥック:
鋼生産技術部 特殊鋼技術室のドゥックと申します。ベトナム出身で大学入学を機に日本にやってきました。愛知製鋼を選んだ理由は、福利厚生が充実しているのと女性の技術者が働きやすい環境があると聞いていたこと。入社してからは鋼材の主原料である鉄スクラップの分量基準を見直し、改善する業務を担当しています。
安藤:
鍛造生産技術部 工程技術室の安藤です。鍛造品の型設計をしている部署に所属しています。鍛造部品はエンジンの動力をタイヤまで伝える「クルマの生命線」とも言える重要な部品で、私はその設計と生産準備をしています。ドゥックさんとは同じ寮、伊藤さんとは新入社員研修で同じ班の仲でグループワークも一緒でした。
伊藤:
未来創生開発部 先端機能材料開発室の伊藤です。当社は新規事業として自動運転自動車に搭載される「MIセンサ」に取り組んでおり、私はそのMIセンサに必要なアモルファスワイヤ(磁性ワイヤ)の製造工程の開発を担当しています。大学でも磁性材料をメインで研究してきましたので、自分はここに来るべくして来たと思っています。

入社前の愛知製鋼のイメージは?

安藤:
自分は大学卒業までずっと九州に住んでいて、「人生をかける仕事がここにある」と思い、愛知へやってきました。実は就活当初は愛知製鋼のことを知らなかったんです。最初に知ったきっかけは大学のOBでもあるリクルーターの方とお話させていただいた時なんですけれど、その方が仕事のことを楽しそうに話していたのが愛知製鋼の第一印象でした。「この人達と一緒なら働いていて楽しいだろうな」と想像できたんです。ドゥックさんはどうだったの?
ドゥック:
私も採用担当の方がたまたま大学のOBで、就職活動の時に人や社風の良さはとても感じましたね。あと、やっぱり女性が少ないイメージはあったんですが、もともと大学が工学部で女性も少なかったので、それほど心配はなかったです。体力的についていけるかな?という不安を感じたのも本当に最初だけです。
伊藤:
私もだいたい2人と同じかな。あと、トヨタグループ唯一の素材メーカーで、ここなら大きな仕事ができるんじゃないかというイメージがありました。もともと愛知出身で材料を学んできたので、自動車業界の中でも素材に近いところが一番いいかなと。
安藤:
3人とも理系であることは同じだけど、学んできたことも配属もまったく違うよね。伊藤さんは開発だし、私とドゥックさんは生産技術だし。
ドゥック:
そう!大きな会社なので、将来的にいろいろなことができそうところもいいなって思っていました。

実際に働いてみてどうでした?

安藤:
リクルーターの先輩からも聞いていましたが、若いうちから活躍出来る風土がありますね。自分も今、当社の売上のかなり大きな部分を占める「リングギア」という鍛造部品の生産準備に携わらせてもらっていて、この仕事に会社と働いている人の未来がかかっていると思うとやりがいというより「やるしかない」という感じです。後、九州から出てきて不安なところもあったのですが、意外と県外出身の方が多くて安心しました。
伊藤:
自分はやはり技術力の高さに驚きました。現在取組んでいるアモルファスワイヤは、超急冷と言って、一秒間に10万℃もの速さでワイヤを冷却するのですが、その冷却のやり方がとても重要で、それを実現できる技術を持つのは世界でも当社だけと言ってよいほどです。そういった超急冷ワイヤを、当社は数千mにも渡って安定的に製造する技術を持っています。
ドゥック:
アモルファスワイヤって、どういう用途で使われるの?
伊藤:
アモルファスワイヤは特に磁気特性が優れていて、スマートウォッチなどの高感度な磁気センサに使われているんだ。中でも将来特に有望なのが、クルマの「自動運転」だね。自動運転の技術ってカメラやセンサを使った画像処理のイメージがあると思うんだけど、例えば雪の多い寒冷地だとその技術だけじゃ難しい。そこで道路に磁石を埋め込んで磁性ワイヤを反応させる技術が活きてくるという訳。
安藤:
へぇ~それはすごい技術だね!私は昔のクルマが好きだから自動運転のクルマなんて絶対乗らないと思っていたけど興味が沸いてきたよ(笑)。
伊藤:
正直、開発の分野にどれくらいの投資をしているかは就活生の時にはわからなくて…。でも実際に入社してみてものすごい投資をしてることがわかったので、すごく将来が楽しみです。新規事業に携わる人もどんどん増えているしね。
ドゥック:
入社してはじめてわかることってありますよね。私が感じたのは、女性社員は確かに少ないんですけど、みんな強くてバリバリ働いているということ。入社を決めた時点で「女性は少ない」ということを覚悟して来ている女性が多いんでしょうね。

最後に、ココだけの目標をどうぞ!

ドゥック:
母国ベトナムの製鋼技術はまだまだ途上です。そんな中で私が世界でもトップレベルの技術力を持つ愛知製鋼で働けていることを誇りに思っています。目標としては、将来愛知製鋼の子会社がベトナムにできた時に、ベトナムへ戻って活躍できる人材になりたいですね。もっと目先の目標なら、今の部署の仕事を頑張って「スクラップと言えばドゥック」と言われるようになりたいです。
安藤:
配属されて1年目から責任感ある仕事を任せていただいていますが、今後の会社の未来を考えると「もっとやらなきゃならない」という思いは常にあります。鍛造品の仕事は一番完成車メーカーに近いので、海外拠点へ行ってジャスト・イン・タイムで製品を作っていく仕事が今後ますます増えてくる。その時は自分も海外に打って出て、バリバリやっていきたいと思います!
伊藤:
今取り組んでいるアモルファスワイヤは、比較的新しい事業なので、まだまだ自分たちで立ち上げつつ事業をカタチにしているような段階です。でも将来的には、MIセンサを鋼材や鍛造品に並ぶ「愛知製鋼の第3の柱」と言われるように自分がしていきたいですね。

貴重な本音トーク、ありがとうございました。

※記事中の部署・役職名は取材当時のものです

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