鍛カンパニー

事業概要 鍛造品の製造および生産技術開発
鍛事業統括部、鍛造生産技術部、鍛造工場
◆主管子会社:(株)アスデックス、AFP(フィリピン)、AFU(アメリカ)、AFT(タイ)、SAFC(中国)、AFI(インドネシア)

グローバルでトヨタグループの
鍛造リーダーとなるカンパニーを目指して

グローバルでのトヨタグループのリーダーとしてこれから更に進化していく必要があります。そのために、これから国内で進めていく2030年ビジョンおよび中計を確実に進め、それを海外拠点に展開し、グループ全体の鍛造における競争力を向上していきます。

プレジデント 経営役員
近藤 徹夫

profile
2021年4月に鍛カンパニープレジデントに就任。

リスク・機会
  • 電動車へのシフトによる 鍛造品搭載数の減少
  • 上記による、鍛造メーカーの供給不安と再編
  • 「良品廉価」で「フレキシブル」なモノづくりへの変換
強み
  • 「鍛鋼一貫」での鋼と鍛造が融合した最適材料・工程設計
  • 「鍛造-加工」スルーでの最適「製品歩留」工程設計
  • 世界5拠点からの情報集約と相互補完体制

2020年度の取り組み成果(実績)

現地・現物で「限量経営」の実績・困りごとを確認
現地・現物で「限量経営」の実績・困りごとを確認

新型コロナウイルスの感染の影響により、上期は大幅な減産となりましたが、継続して行ってきた「限量経営」を更に進化させることで、厳しい環境下でも収益を上げることが出来ました。

具体的には①経営指標となる主要KPIの細分化②実績確認サイクルの最小化により、目標自体を細かく設定するとともに、その達成状況を「日ごと」という最小のサイクルで行うことで、モノづくり力の現状をより明確・正確に把握し、即効性のある改善を実施してきました。

2019年度からの現場と共有し徹底してきた「量見合い化」の考えの浸透も進み、より変化に強い現場に進化できたと感じています。

TOPICS

海外展開を見据えた「グローバル標準ライン」の導入
~グローバルの競争力強化に貢献~

グローバル標準ライン<材料加熱→鍛造成形→鍛造恒温焼きならし一貫ライン>
グローバル標準ライン<材料加熱→鍛造成形→鍛造恒温焼きならし一貫ライン>

海外での現地調達化が進む中、各拠点で環境やお客さまのニーズが異なり、多品種小ロット生産が求められることから、「グローバル標準ライン」の導入を決定し2020年5月に立ち上げました。
このラインはATやHEVに搭載の歯付カウンタードリブン・ドライブギヤを鍛造するラインで、段替時間短縮による効率的な多品種小ロット生産を可能としており、高精度化、製造リードタイム短縮を実現しています。また、環境に優しい工夫を随所に凝らし、CO2排出量を抑えています。
このラインも含め、海外の環境や客先ニーズにフレキシブルに対応できるラインナップを所有し、更にマザーとして技術・技能をグローバルに展開することで海外子会社の競争力を向上させ、「Company of Choice Globally」の実現を目指していきます。

2030年ビジョンを見据えた中長期計画実現のための戦略

7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに 8. 働きがいも経済成長も 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 12. つくる責任 つかう責任

重点課題1 完成品メーカーへの進化~新たな付加価値でお客さまに選ばれるために~

新規に受注したBEV向け電動アクスル用部品
新規に受注したBEV向け電動アクスル用部品

お客さまである自動車メーカーが「モビリティカンパニー」として、より先進領域開発に集中できるよう、既存部品の製造工程を広く担い、機械加工領域まで取り込んでいきます

鋼材~鍛造~機械加工までの一貫生産を可能とすることで、物流コストの削減および工程集約を実現し、付加価値の高い完成品を提供し、お客さまへ貢献します。特に新規部品に関してこれらの動きを加速させていきます。

重点課題2 新商品の開発~魅力ある新商品で選ばれるために~

電動アクスルユニット
電動アクスルユニット

電動車向けの新商品開発において、鍛鋼一貫の強みを活かし、鋼材開発から鍛造工法・工程開発の相乗効果を発揮していくことで、お客さまが期待する機能・品質を更に超える新商品を生み出していきます。

需要の高まりが予測されるBEV向け電動アクスルやHEVの搭載部品に加え、更にその先の世代を見据えた新素材部品もターゲットに開発を強化していきます。また、新しい工法・工程の開発を通じて、熱処理廃止などのコスト削減とともに低炭素社会に貢献できるCO2削減も積極的に提案していきます。

重点課題3 多品種生産体制の構築~業界再編成時の受皿となるために~

再編で供給メーカーが減少していくと予想される中、「トヨタグループの鍛造リーダー」としてお客さまへの供給の安定化に貢献するため、多品種かつ少量でも現状の号口生産品と同等のコスト・品質で生産できる「多品種生産ライン」の企画を始めています。

このラインでは、プレス成形を「予成形」と「仕上成形」に分け、「予成形」で画期的な①段替時間短縮②材料歩留向上を図っていきます。

重点課題4 国内外のカンパニー連結力強化~グローバルで選ばれ続けるために~

世界規模の「コロナ禍」において、子会社のあるフィリピンの国全体がロックダウンとなったため「グローバルでの生産補完」を実施しました。この事例をもとに海外拠点のBAP、BCP対応について細部まで検証し、そのまとめを各拠点と共有しました。

今後も、本社機能がマザーとして子会社に寄り添った活動を進め、海外子会社との連結力強化を図っていきます。