トップコミットメント

写真:代表取締役社長 藤岡 高広

未来への使命を持ち「世のため、人のため」お役に立つプロ集団として、持続可能な地球・社会に貢献

当社は、創業以来、素材メーカーとしてお客様のお役に立つ製品・技術を提供することで自動車産業をはじめとした各産業を支える事業を展開するとともに、鉄スクラップを主原料として、高品質な特殊鋼を生産する資源循環型企業として持続可能な社会の発展に貢献してきました。

将来にわたっても「世のため、人のため」にお役に立つことで持続的な成長を目指しています。変化するお客さまのニーズを的確に捉え、強みである素材の開発力とそれを製品にする技術力を活かすプロ集団として、環境・社会的な課題の解決に向けて、サステナビリティ経営を実践すべく、これからも努力を続けてまいります。

特に気候変動問題への対応は、鉄鋼業を基幹事業の一つとする当社にとっては重要な経営課題です。そのため、CO2排出量の削減目標として2030年での50%削減(2013年度比)、2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、活動を推進しています。従来の省エネに加え、新たな技術開発や設備実装、クリーンエネルギーへの転換などコスト面や技術面も含めハードルの高い挑戦ですが、だからこそビジネスチャンスがあると考えています。その両面からカーボンニュートラルには向き合うことで企業として成長を図る方針です。

当社が既存事業の維持・拡大に加え、新ビジネス創出により年輪的成長を図る「両利きの経営」を実現するには、気候変動も含めた社会課題の解決に事業活動を通じて貢献することが重要です。そのために人材の育成強化や多様性の確保などの人的資本の強化や知的資本への投資に積極的に取り組んでいます。加えて当社一社の力だけでなく、さまざまなステークホルダーの皆さまとの信頼関係の維持・強化を図り、協力することで活動を加速させています。

社会・経済の将来が見通しにくい不確実性の高い現代において、変化を常に先読みしながらスピード感を持って対応することが重要です。未来への使命を持ち、愛知製鋼だからこその「世のため、人のため」にお役に立つ「価値」を創造し、地球・社会の持続的な発展に貢献してまいります。

代表取締役会長 藤岡 高広

代表取締役社長 後藤 尚英